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2015年8月

金庫概要

ご挨拶

 皆様方には平素より格別のご愛顧-お引立てを賜り、厚く御礼を申し上げます。本年もディスク口ージャー誌「くましんの現況2015」を作成いたしました。本誌では、幣金庫の経宮方針や業務・財務の内容について出来る限り分かり易く開示させて頂くこととしており、幣金庫についてのご理解の一助になれば幸いと考えて作成致しております。なにとぞご高覧頂き、ご理解を深めて頂きますと共に、より一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

 「中期経宮計画(平成25年度~27年度)」の2年目にあたった第83期(平成26年度)は、中期経宮計画の基本方針に掲げたコンプライアンスの徹底を最優先課題に、(2)健全性の向上に向けた収益力の強化と統合的リスク管理態勢の整備 (3)顧客満足度向上のための金融サービスの展開 (4)活力ある人材の育成 の4つの政策の実現を目指し、「内部管理基本方針」に則った態勢整備も進めながら、業務の適正確保に努めてまいりました。
 また、健全性の確保や収益力の強化策につきましては、地域への円滑な資金供給を目的とする融資業務を主たる収益確保手段と定め、引き続き「生産性の向上」にも務めながら、お取引先の業績向上や回復の結果が金庫収益の確保にも繋がることを目指してまいりました。更に、資産の健全性を確保するため、信用金庫法及び企業会計原則等の諸法規に基づく正確な資産の自己査定を実施し、対処の必要性が認められる債権につきましては、適正かつ積極的な償却・引当を行うことで、資産の健全化にも取り組んでおります。

 さて、金融経済の環境ですが、平成26年度の日本経済は、「アベノミクス」を背景に景気浮揚の動きも見られつつある中で、17年振りとなる消費税増税が実施されました。景気の腰折れを防ぐため、事前に政府による経済対策も実施されておりましたが、駆け込み需要の反動減の長期化は当初の想定を上回り、夏の天候不順の影響に加え、輸入物価の上昇などもあって、年度前半には実質GDP成長率はマイナスとなってしまいました。県内に於いても概ね同様の動きをしたものと思われますが、12月には「地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策」も取りまとめられ、雇用・所得環境も少しすつ改善され始めましたため、本格的とまでは行かないものの、景気は緩やかに回復を再開しております。しかし、資金需要につきましては依然として業種ごとのばらつきが大きく、全業種にわたる全体的な回復には至っていないというのが現状であります。

 当金庫の業績面につきましては、預金は41億17百万円増加した1.443億85百万円、貸出金も29億47百万円増加した781億29百万円となり、会員数15.226名で期末を迎えました。しかし、金融機関同士の競争は相変わらす激しく、貸出金利は引き続き低下が進みましたため、貸出金残高が増加したにも拘らず、利息収入は14百万円の減少となっております。一方、有価証券による運用の成果として有価証券利息配当金が64百万円増加しましたため、資金運用収益は全体で36百万円の増加となりました。また、僅かですが預金利回りも低下しましたため、資金調達費用は9百万円の減少となり、年度中に店舗の新設を行ったこと等から物件費や税金は若干増加したものの、削減効果が継続している人件費が減少することで経費の総額も前期比2百万円の減少となりました。また、「貸倒れ引当金」等の実質「償却・引当」額につきましては、前期と同様積極的に対応して1億33百万円を計上しており、経常利益は3億4百万円、当期純利益は2億82百万円となりました。ただ、前期は保有債券の売却益を1億11百万円計上しておりましたため、経常利益と当期純利益の対前期比額につきましては、それぞれ82百万円と47百万円の減少となっております。

 最後に今後の展望と課題ですが、景気は緩やかな回復を続けて行くものとは思われますが、地方の資金需要が本格的に回復する程の力強さを手に入れる迄にはまだ相当の時聞を要するものと考えられ、新年度以降も難しい環境は続くものと考えられます。地方銀行同士が、想像する事すら難しかった経宮統合まで決意する程、少子高齢化・人口減少時代は現実のものと成りつつあり、今後を展望することを殊更難しくしております。そのような環境下で、弊金庫が地域に於ける一定の役割を果たし、お客様の信頼と期待にお応えして行くためには、着実な宮業基盤を維持・獲得し続けることが不可欠です。弊金庫は、地域金融の円滑化やサポートに益々貢献し、地域社会の発展に貢献することを最大の課題と位置づけて、今後益々経宮の安定化を図る所存です。健全性と独自性の堅持に努めながら、リスク管理や収益基盤の強化、経費削減等の合理化・効率化に取り組み、より一層の体質強化を目指してまいります。
 今後とも、皆様には一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶といたします。

平成27年7月
理事長 品川 良照

熊本信用金庫 〒860-8655 熊本市中央区手取本町2番1号 TEL : 096(326)2211
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